2012年10月10日水曜日

マドレボニータ(1)産後って「聞いてなかった!」のオンパレード

こんばんは。
3連休明けの今朝、娘(2歳10か月)の咳がちょっと気になるなあ、明日はなるべく休みたくないから、念のため…と思い小児科を受診。
そしたらなんとRSウイルスにかかっていました!
保育園で流行っているとは聞いていましたが、高熱が出ているわけではなかったので、びっくり!
仕方ない、腹をくくって今週は休みます。

小児科では、同じ保育園の親子3組に遭遇。20数人しかいない園なのに…。みんな体調不良で仕事を休んで受診しているんだから、喜ばしいことではないけど、普段送り迎えであいさつくらいしかできないから話できてうれしかったかも。

でも子ども達の興奮を抑えるのが大変。赤ちゃん組の子の世話をかいがいしく焼き、同級生の男の子に「この本とって」とさらっと頼んでいる娘に笑ってしまいました。


***

さて、自己紹介第2弾は、私の今の生活・人生の大きな柱「マドレボニータ」についてです。

「マドレボニータ」とはスペイン語で「うつくしい母」という意味。
その言葉を団体名にした「NPO法人マドレボニータ」は、女性の「出産後」のケアのプロフェッショナルです。


「産後」って期間を、意識したことってありますか?
どんなことが起こってるって知ってますか?
実は妊婦さんも、お子さんがいる男性も、もしかしたら産後を経験したはずの女性でも、
意識したことがないかもしれません。

まずはこの「産後ラップ」をお読みください


【産後ラップ2011】
新生児死亡率世界最少 でも10万人が産後うつ発症
10人に1人はうつと診断 加えて8人はうつ自己診断
虐待の6割0歳児 が犠牲になってるこの現実
母親だけが悪いんですか? 孤立をもたらす社会が問題

妊娠したら母子手帳 そして母親学級、妊婦検診
安全管理に体重制限 妊婦のうちはケアが万全
出産でうけるからだのダメージ まわりのみんなはできないイメージ
赤ちゃん生まれてチヤホヤ でも産んだ母のからだは気にしやしない。

雑誌にはオシャレで綺麗なママ だけどアタシスウェットのまま
赤ちゃん可愛い世界共通、だけどアタシは肩こり腰痛
悩んでいるのはアタシだけ? でも育児相談じゃものたりない。
uh まもりたい心とからだ そう 子育てはそれからだ

自分の言葉をとりもどしたい 自分の力をとりもどしたい
ママトークだけじゃ満たされない 体も元気で子育てしたい
母の健康は家族の健康 それには産後にしっかり養生
産後うつを迎え撃つには ダイエットはダメまずリハビリ


…このラップはマドレボニータ代表の吉岡マコがつくったものなのですが、
最近活動を紹介するさまざまな場でスタッフやインストラクターもこのラップを披露することが増えています
(ラップという表現が似合わないカタイ場所でも果敢にチャレンジしています!)

そう、産後って…
「夜中も授乳があって寝不足でつらい」ということは誰でも想像できるかもしれませんが、
それはもう大変なことの氷山の一角にすぎません。

出産した病院や助産院を退院したら、自分の身体の調子を診てもらえたり、相談できる場所が全然なくて(妊娠中はほぼ毎週検診があったし、何かあれば産婦人科に聞けたけど)、

産まれたら重たいお腹も腰痛も全部すっきりするのかと思ったら全くそんなことはなく、
骨盤はグラグラで歩くのも不安だし、
精神的にも超不安定(ホルモンバランスが急激に変化するからなのですが、そんなことを客観的に気付くこともできないほど。で、周りも本人も戸惑う)

どう扱っていいかわからないふにゃふにゃな赤ちゃんを抱え、
母乳もうまく出なかったり、出過ぎて赤ちゃんがうまくのめなかったり、
詰まって腫れて熱が出たり、赤ちゃんが飲めるポジションに設置するまで何分もかかったり、

…聞いてなかった!(涙)ということのオンパレードなのです。

さらに、自分が何者かわからなくなります。
日中赤ちゃんと2人きりの生活。
大人と話す機会なんてない。友だちとも会えない。
勇気を出して児童館に行ってみても、そこは赤ちゃんのための場所で、
自分は「◯◯ちゃんのママ」としか呼ばれない、求められてない…。

今まで当たり前だった「自分」を形成するものがない。



唯一の大人の話ができる相手、パートナーと話そうと思うけど…。

いざ話そうと思っても話すことがない。

パートナーの職場の話に「社会」のニオイを感じるけど、それがかえってうらやましくて、
自分にそれが戻ってくる日が来るのかと焦りばかりを感じてしまう。

さらに、パートナーには不満がいっぱいな場合も…><
共稼ぎの人は、分担だった家事、産休入ってからなぜか全部自分がやることになってる、とか。
この産後の辛さをわかってくれない、ねぎらってもくれない、とか。
じゃあ話し合いだ!…とは思えず、それよりか寝たい、面倒…と思ってしまう。

身体も心もつらい、そんな産後にはまず「リハビリ」が必要です。

マドレボニータは、産後のために考えられたケアプログラムを開発。
「産後のボディケア&フィットネス教室」として、全国50カ所で教室を開催しています。

そしてそのプログラムを受けられる場所も人も増やしていくために、インストラクターの養成にも力を入れています。

さらに、産後ケアの大切さは当事者だけが知っていればいいわけではなく、社会全体の問題として認知させていきたい、という考えから、調査や書籍の発行、イベントなどの実施やさまざまなメディアでの発信を行っています。


私は、偶然妊娠中にマドレボニータのことを知り、
産後にマドレボニータの教室で産後のリハビリをしました。
そして今はこのNPO法人の事務局スタッフとしてはたらいています。
たまに間違われますが、お教室で産後ケアを伝えるインストラクターではなく、事務方をしています。
会社と同じで、NPO法人にも事務的な業務をする人が必要なのです。

マドレボニータの産後ケアプログラムの特徴、
私がマドレボニータに出会った経緯、入局のいきさつ、
そして事務局スタッフという新しくてフレキシブルでやりがいといきがいにあふれた働き方、
メインで担当している業務(オンラインストアとファンドレイジング)…などなどは、
また後日あらためてご紹介したいと思います。


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