2014年5月28日水曜日

サンゴノソナエ(3):「ふたりめ会議」と「先人の教えを請う会(という名の飲み会w)」

「ふたりめ会議」という動画をご存知ですか?

モバイルなどでサムネイルが表示されていない方はコチラから

私、存在は公開された直後から知っていたのですが、当時自分にとってあまりにホットな話題過ぎて(もう妊娠はしていましたが…)何となく見る気力がなく…。ようやくつい先日観てみました。

この動画、監督が映画『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督ということで、そのテンポ感、世界観、この夫役って桐島に出てたあの…とかいろんなところにも目がいくのですがw
(ちなみに、この映画は私の好きな映画ベスト5に入ります!!)

この夫の発言がいかにもありそうで…。涙、なのです。
「会議」は途中までいい感じに夫婦の意識レベルの違いが明らかになりそうな展開…

(ネタバレいやだったら、3分ちょっとの動画だから先に見てね↑↑↑)

が!そこから、えーそういう感情に訴える系に流れていってしまうの~と残念な方向にいってしまうのですが。
まあ、住宅会社のCMなので、できれば子どもを増やしてほしいという意図だろうしね。
反面教師的に「いや、ほんとはこういう話をガチですべきだったのでは?」などと夫婦で話し合いに使えればいいのだろうけど…。

とにかく、その前段を見ていて思ったことは、
男性って、思いやりの気持ちがあったとしても、
「2人目が産まれるから、お金がかかるので仕事をもっと頑張る」
「オムツ替えも、ウ◯チのときもできるようにする」
ってところにとどまってしまいがちなのかなということ。
で、それは全く悪意がなく、本当に思いやりの気持ちがあるからこそなのではないかと。
本当は、何かもっと根本の「2人のこどもだ」みたいなところの捉え方が大切なのだろうけど、妻側もそれを伝える言葉を持っていない…。

じゃあ、夫側に伝えることができて(もしくは自分で気付き)、わかっていればいいかというと、逆にそれが不安になり、「やりきれない」とハードルになり、踏み切れなくなる…って構図になるのかなとも想像します。
我が家もそういう時期がけっこうあったな~と。

でもどうすればいいか、腹落ちして、完全に覚悟できてから…なんて言ってたら、いつまでたっても踏み切れない気もします。
かといって、何とかなるよね〜って丸腰でいると、何とか…ならない!(一見何とかなったようでいろんなひずみが生じる)

そんな中でとても心強い存在が、身近な先人!しかも、男性同士の☆
ありがたいことに、仕事柄、私たちのまわりには夫婦で産褥期を協力してのりきった人たちがいました。
しかも、夫にとって、その人たちは「妻の知り合い」ではなく、既に自分自身の知り合いになっている!
夫自身が、その人たちの産後を身近にみていて、リスペクトしている!

先週、夫は隣の市に住む昨年第2子が産まれた「ヨータくん」を飲みに誘いました。
マドレボニータのオンラインストア「マドレストア」の名誉店長で、
かつマドレボニータで働くスタッフやインストラクターのパートナー有志でゆるーく集まっている「マドレ男子会」のメンバー。

ヨータくんは、産褥期には毎日Facebookでその日その日を振返った投稿をしており、
さかのぼってブログにアップしています。
私たちが家族で産褥ヘルプに伺った日についても書いてくださってます。

また、現在マドレボニータのメールマガジン「マドレ☆タイムズ」の人気コーナー「マドレな人々」で全3回にわたり連載中です。

バックナンバーvol.11で第1回が読めます。
第2回分(vol.12)はまだバックナンバー公開されていませんが、メルマガ登録すると、
特設ページで読めます☆


その飲み会には、もう一人近々パートナーが産褥期を迎える仲間も誘っていました←このお節介もすばらしい☆
具体的にどんな話をしたのか、あえてあまりきちんと聞いていません。
方法論だけでなく、男性側の葛藤とか、素直な気持ちとか、そういうのも含めて聴けたんではないかと想像しています。
ちなみに夫は3ヶ月くらい前にも彼を宅飲みに誘っていたのですが、仕事で遅くなるはずの私が案外早く帰宅してしまいw(邪魔しちゃ悪いと思ったけど、妊娠初期だったので外で時間をつぶすにもねえ…) 結果3人で普通に楽しく語って終わりになってしまったのでした。
なので、先週はリベンジだったんですかね?w

産褥期、夫の役割はとっても大きいし、頑張りどころ…ではあるけれど。
男性も産後うつになってしまうこともありますし、男性だけに負荷がかかったり、プレッシャーがかかったり、それを抱え込んで言えない、発散できないというのも健全ではありません。
もちろん夫婦間でがんばって意識してコミュニケーションをとる、というのが大事だけど、
それ以外に同性で相談できる人とか、話やグチを聞いてくれる人、ヘルプに来てくれる人がいると全然違うのではないかと思っています。
男性は客観的に、プロジェクトとして見たときどうか、みたいに考えて話してくれそうだしね。

男性だって、妻から「あの家のダンナさんはいいよね〜協力的で」とか言われたら、素直に受け取れるものも受け取れなくなってしまう、と思う。し、いろんな意味で失礼だ。

で、後にまた誰かが産後を迎えるときに、その人の支えになっていくとか、不特定多数の人に「こういう方法もあるよ」と発信したりするってことで、ちょっと後の人にバトンを渡していけるのではないかなと思っています。
まあ飲み会のときはおいしそうな写真ばっかりFacebookにバンバンアップしやがって!くー!って感じでしたがw

  


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